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1DAYメニコンプレミオトーリック 乱視用.jpg

一般的なコンタクトレンズって、
たいがいは「近視用」のことを
さすのです。

近視を矯正する度数が
入っているレンズ。

言い換えると、
近視の度数だけが
入っているレンズ。

つまりは、
近視の矯正しかできないレンズ。

なので、
乱視を持っている人の場合
一般的なレンズでは矯正不能。

近視の矯正はできたけれども
乱視はそのまんま残ります。

では、
乱視の人が
乱視を矯正しないでおくと
どうなるのか?

そんなにも
見にくいのでしょうか?

そして、
乱視を放置しておくことで
ますます乱視が悪化する、
ということもあるのでしょうか?

乱視のある人は、
乱視矯正用レンズを
絶対に使うべきなのでしょうか?

その前に、
乱視矯正用レンズについて。

乱視用レンズは
ワンデーでも2ウィークでも
ほとんどのメーカーが
製造しています。

場合によっては
乱視矯正用カラーレンズ、
なんてのもあるぐらいです。

できないのは
乱視矯正+遠近両用。

近視+乱視+老眼、
という3項目の同時矯正は
いまのところ日本では
実用化されてはいません。

で、その乱視用レンズは
<ある程度の強さの乱視を
矯正するためのレンズ>
なのです。

最低限の乱視の度数、
というのがあって、
それ以下の乱視の場合は
それを使ってしまうと
乱視を矯正し過ぎ、
ということになってしまいます。

なので、
それ以下の少量の乱視は
矯正しなくても不便したり、
それがもとで
悪化することはないだろう、
という前提で製造されていないのです。

乱視用のレンズは
ある程度強い乱視の人のための
レンズなのです。

小芝風花 プレシジョンワン乱視用.png

それでは
ある程度の乱視があるのに
乱視矯正用レンズを使わず、
一般的な近視用レンズを
使い続けていると
どうなってしまうのでしょう?

近視や遠視がまるでゼロで、
乱視しか持っていない、
という人は稀なので
その人が
近視+乱視の視力であるならば、
近視用のレンズを入れれば
近視の矯正ができてるので
ある程度は見えることでしょう。

しかし乱視が直せていないので、
ダブる感覚は残ります。

数字の「1」をあらわす
ローマ数字の「Ⅰ」という文字が
あったとすれば、
裸眼では何の文字なのか
見えなかったとしても、
近視用のレンズを入れれば
「Ⅰ」かな、とわかる。
でもダブっているために
「Ⅱ」に見えてしまうかもしれません。

見えるけど、ダブってる、
これ、けっこう疲れます。

乱視の量が少量であれば
ダブりも少ないので
見誤ることなく、
不便なく使えるかもしれません。

なので、
少量の乱視では
本人が困ってなければ
乱視矯正用ではなく
近視用のコンタクトで、
ということも多々あるのです。

乱視が少量ではなくて、
「Ⅰ」の文字が
「Ⅱ」に見えるだけではなく、
「Ⅲ」に見えるほどダブってしまう場合は
乱視を矯正しないで放置しておくと
疲れ、視力の進行、頭痛、肩こり、
などなどの症状が発生するかも。

そういう症状がある場合や、
症状がなくても
ダブりが気になる、
ダブることでミスが多い、
ダブることにストレスを感じる、
という場合には是非とも
乱視矯正をするべきでしょう。