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ボシュロム メダリストプラス.jpg

ボシュロムというメーカーは
ちょっと不可解な部分があります。

それは・・・・

つけたままで眠ってもよい、
と規定しているレンズが複数ある!

コンタクトレンズをつけたままで眠る、
というのは
ちょっとウトウトとか、
ちょっとお昼寝とか、
電車の中で居眠りとか、
食後に寝落ちとか、
そういうレベルの話ではありません。

レンズをつけっぱなしで
そのまんま1週間すごしてもいい、

というのです。

例えば、
月曜日に新品のレンズを開封して、
そのまんま入れっぱなしにします。

昼も夜も眠っている時も
ずーっと外さずに
月火水木金土日とすごして
日曜の夜にようやく外すのです。

連続装用可能となっているのは
2ウィークレンズの2アイテム。

メダリストプラスと
メダリストフレッシュフィット
コンフォートモイストです。

レンズの添付文書には
こんなふうに記述されています。

連続装用の場合

眼科医に指示された連続装用期間は、
就寝中もレンズが装用できます。

最長でも連続装用7日目にはレンズをはずし、
一晩レンズをはずした状態で
就寝する必要があります。

はずしたレンズは
洗浄・消毒・保存を行ってください。

眼科医に指示された
交換サイクル(最長2週間)で
レンズを交換してください。

そもそも、
コンタクトレンズは
必要最小限の時間で使うことが
推奨されているのに、
その逆を行くとは・・・・!

しかも、メダリストプラスは
ボシュロム最古参の2ウィーク。

いま思えば、
酸素透過性は著しく低くて、
目に貼りつきやすい極薄型。

つけて眠るレンズとしては
不充分すぎるありさまです。

メダリストフレッシュフィット
コンフォートモイストは
シリコーンハイドロゲル素材の
高酸素透過性レンズで、
メダリストプラスよりは
まるで安全な気はしますが、
シリコン素材の2ウィークの中では
あんまり評価されてませんもの。

ボシュロムの2ウィークでは
アクアロックスがもっともハイスペックで
評判もいいのですが
このレンズはレンズ区装用不可。

なんなんだ?
この基準は???

連続装用 アキュビュー 1ウィーク.jpg

ジョンソンエンドジョンソンの
1週間連続装用レンズ、
アキュビューは
2016年の夏に製造中止となりました。

このレンズは1991年発売。
日本における使い捨てレンズの第1号、
という歴史的な存在だったのですが、
25年ものキャリアに
ピリオドを打ったのです。

製造中止の理由は
需要の激しい低下。

つけたままで6泊7日、
眠った時にもそのまんま、
というレンズなのです。

と、いうか、
つけたままで眠ることが
目的のレンズ、
という位置づけなのです。

おもなユーザーは・・・・

ナースなど
夜勤のある人

消防など
眠っていても、
起きていきなり
出動しなければならない人

芸能など
何時に仕事が終わるのか、
いつ睡眠がとれるのかが
読めない人

・・・・などなどです。

そういう仕事のユーザーが
多かったのは事実なのですが、
それと同じぐらい多かったのが・・・・

レンズをつけたり
外したりするのがめんどくさいから、
入れっ放しにできるレンズがいい!

・・・という人。

まあ、キモチはわかりますけど、
あんまりヘルシーな動機じゃ
ないですよね。

その後、
特に目的や用事がないのならば、
眠る時にレンズを入れているのは
目の健康上、よろしくない、
という機運がたかまってきました。

それにワンデーがポピュラーになって、
かんたんに使えるレンズ、
というものが一般化してきたのです。

25年の歴史はありましたけれども、
最後の10年ぐらいは
ユーザー数は相当、
減少してしまったようです。

気になるのは
連続装用レンズのユーザーたちは
その後はどんなレンズを使っているのか、
ということ。

今までは
つけたまま眠ることが当たり前。

朝に目を開ければ
よく見えるセカイが広がっているし、
レンズを目に入れること自体が
週に一回だけ。

レンズを外すという手間も
週に一回だけ。

そんな生活が
急になくなってしまった彼らは・・・・??

日本アルコンの
30日間連続装用レンズの
エアオプティクスEXアクア
乗り換えた人もいます。

しかし、
意外と多いのがワンデー。

ケアが必要な2ウィークなどは
さすがにほとんどいないようです。

今さら面倒なことは増やせない、
といったところでしょうか。

つけて、あとは捨てるだけ、
という部分で選択するのでしょう。

求めているのは
かんたんであること、
のようです。